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【職業解説】雑貨デザイナーの魅力

室内の生活雑貨をデザインする仕事

デザインを担当する仕事の中でも、特に縁の下の力持ち的な役割をしているのが雑貨デザイナーです。

雑貨デザイナーとは、人が生活していく上で必要になる細々とした用具を全般的にデザインしていくという仕事です。

具体的には食器類やキッチン用品、サニタリー関連用品といったようなものを担当していきます。

最近は便利な100均ショップが全国にありますが、そこでは沢山の種類の生活雑貨が並んでいます。

そうした製品のデザインを担当しているのも雑貨デザイナーで、日常生活に自然に溶け込みかつ便利に使用できる形を提案していきます。

実用面で選ばれることが多い雑貨製品ですが、デザインが全く関係ないというわけではありません。
例えばドラッグストアで販売されている洗剤や芳香剤といったもの一つにしてみても、室内に置くことを考えるとデザインは非常に重要です。

それぞれの製品が便利に使用できるようにするためには質感や安全性、色といったデザイン面からも工夫をしていくことが求められます。

また製品のコストを考え、よりコンセプトに合ったものにしていくためにも、やはりデザインの概念は必要になります。

商品開発のための知識が求められる仕事

雑貨デザイナーとしての仕事には特に資格は必要ありませんが、デザインの基本的な知識が必須であることから専門の学校を卒業していることや、他業種での経験が求められます。

具体的にはデザイン系の専門学校や通信教育で、そうしたところでの基礎的な知識に加えて、商品販売に関しての知識をプラスしていきます。

商業科がある専門学校などでは、マーケティング関連の学習を詳しくできるところがありますので、そこに独自にデザインの勉強をして雑貨デザイナーを目指すという人もいるようです。

就業先は雑貨を扱う企業の他、製薬会社や文房具メーカーなど他業種にわたります。
大企業の場合は自社のイメージを大切にするので社内にデザイン職を置くことも多いですが、中小企業のメーカーなどでは製品製造とは別にデザインを外注するということも多く見られます。

個人でやっているようなデザイン会社でそうした雑貨関連の仕事を受注するということも多く、実力があれば独立をしてやっていくことも十分に可能です。

雑貨のデザインというのはファッションや自動車・バイクのような、購入する人の趣味とはあまり関係がない実用性を求められるという点で、適正やセンスも大きく異なってきます。

雑貨デザイナーの魅力は、広い家庭生活でどんなものが役立つかということを研究し、商品化をすることによって、多くの人に喜んでもらえるような商品開発ができるという点にあります。

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