ベッドメーカー発の高齢者用歩行補助具
高齢者の女性が多く使用しているところを見かけるのが、歩行補助用の押し車です。
高齢者用の押し車は「シルバーカー」などといった名称で幅広く販売をされているところで、機能やサイズなどさまざざまとなっています。
高齢者用として販売しているタイプの特長としては、推しやすい低い位置にハンドルが付いているということと、車の前面に荷物を収納できるボックスがついていること、さらにはボックス部分が椅子として使用できることにあります。
年齢を重ねますとどうしても足腰が弱くなってきてしまいますので、外出を億劫に感じやすく、閉じこもりになりがちです。
しかしそこで歩行を補助しかつ途中で休憩し易い押し車を提供することにより、外出先での高齢者の不安を払拭し、自主的な外出を促すことができます。
「ロボットアシスト スマートウォーカー RW-01」はそんな高齢者のニーズから誕生した製品であり、従来の押し車やシルバーカーとは違った歩行器機能を加えることでより高齢者に優しい設計となっています。
ただの押し車とは異なるロボットアシスト スマートウォーカー RW-01の特長
スマートウォーカー RW-01はフランスベッドから販売されているロボット式のシルバーカーです。
フランスベッドというと、高級寝具メーカーとして有名ですが現在では寝具類の他に介護製品も主軸商品として開発がされています。
フランスベッドの介護製品のブランドは「リハテック」といい、このスマートウォーカー RW-01もそのブランド名で販売されています。
特長はロボット機能を搭載した歩行のしやすさで、上り坂に差し掛かると歩行アシストが、下り坂ではブレーキが作動をするようになっています。
このとき歩調を乱さずに自然なアシストをしてくれるというのが製品の特長となっており、グリップ部分に手を置くとセンサーが働き手を離したら止まるというような補助もついています。
使用する人の歩調によってアシスト機能も4段階から調節ができるようになっており、平坦な道路だけでなく凹凸がある場所に差し掛かった時の危険回避にも対応しています。
購入する場合には販売価格は13,8240円(2017年時点)とかなり高額ですが、介護保険を利用してレンタルをすることもできるので安い月額料金で使用をすることも可能です。
フランスベッドはこの歩行サポート製品の他にも大学と連携して多くの製品を作っており、名古屋大学と今仙技術研究所と共同開発をした歩行支援気「Acsive」という足に障害のある人向けの自立歩行支援機器を開発しています。
「Acsive」はサイボーグ型の運動サポート機器で、小型ながら脚に取り付けることで自然に歩行のための筋肉運動を代替してくれます。