ゲームを製作するための技術的業務
ゲームプログラマーは業務用のゲームソフト製作において、実装部分を担当する技術者です。
ゲーム業界は日本においては90年代に最盛期を迎えて現在はやや下火の傾向がありますが、世界的には非常に高い関心があります。
現在ではXboxやPS4といったハイスペックのハードウェアを使用してのゲームだけでなく、PC版のゲームが主流となってきており、優秀な人材は国際的に多くの場所でゲーム制作に携わっているというのが現状です。
日本においてもNintendo switchのような大ヒットハードが開発されており、ゲームそのものの需要は非常に高い状態にあります。
業務用ゲームを一つ製作するためには、プランナー、グラフィック担当者、プログラマー、サウンドクリエーターといった4つの部門が協力して形を作っていくことになります。
この4部門は一つの大企業の中で結成されることもあれば、それぞれに強みのある会社同士が連携してプロジェクトを結成することもあるものです。
これら全てをまとめて「ゲームクリエーター」と呼ぶこともありますが、ゲームプログラマーはその中で企画書の内容に従って動作をするプログラミング作業を担当するのが役割となります。
プログラマーは学歴不問の実力社会
ゲームプログラマーは他のSEなどのプログラミングを担当する人材同様、実力によりどんどんキャリアアップができる仕事です。
ゲーム製作の手順としては、まずゲームを企画するプロジェクトが立ち上がり、そこでどういった内容のゲームを作るかということを決定します。
そこでゲームの構成やシナリオが決まったら、それぞれ実装をするのに必要なプログラミングやグラフィック製作、サウンド製作を依頼していくことになります。
ゲームプログラマーになるにはプログラミングの基礎知識の他、ゲーム特有の動作などを専門に学ぶ必要があり、そのため専門学校ではゲーム制作専攻を専門に設けているのです。
企画書に従ってキャラクターの動作やシステム全体の構成を考えるのがゲームプログラマーの仕事で、これは実際の現場で経験を積んでいくことでより技能を高めることができます。
ゲームの動作について知り尽くしたプログラマーだからこそできる企画というものもあるので、ゲームプログラマーからプランナーへとキャリアアップすることも多くあります。
いずれにしても学歴や経歴が不問の実力社会ですので、国内のゲームメーカーだけでなく海外でも数多くの場所で活躍を期待することが可能です。
ゲームプログラマーの魅力は、自分自身で好きなゲームを開発する現場に携われるということと、実力次第で広くキャリアアップができることにあります。